離婚時に取り決めた養育費の支払いが滞るというケースはよく見受けられます。
養育費は一括払いというケースはほとんどなく、月払いで支払うケースが多いことも滞ることの一因になっているのかもしれません。
対処法としてはどのようなものがあるのでしょうか。
・取り決めは詳細に
まずは、いつ、誰の口座に振り込むのかということなど細かいところまで事前に取り決めておくことが大切です。
また、振り込む側は、子ども名義の口座に振り込むほうが抵抗がないようです。
・公式な文書を残す
養育費の支払いを確実にしてもらうためには、強制執行認諾約款付公正証書を取り、養育費の取り決めを記載しておくことです。
これにより、支払いが滞った場合に、相手の財産を差し押さえることができます。
これは協議離婚の場合のみで、調停や裁判離婚の場合は、調書や判決書に養育費の支払いの記載がされ、これで差し押さえができます。
・面接交渉の遂行
全てのケースではありませんが、支払う側の親が定期的に子どもと面接交渉を行っているケースでは、養育費の支払いも遂行されることが多いようです。
子どもと別れて暮らしていても、子どもの成長を見て感じることで「我が子のために」という気持ちを後押しし、養育費の支払いが遂行できるのかもしれません。