慰謝料のトラブルとして多いのが、支払うと決めたのに支払いがなされないということです。
調停離婚や裁判離婚では、調書や判決書の効力で強制執行が可能です。
問題となるのは協議離婚の場合で、口約束で済ますことなく、必ず公式な文書を残すことが必要です。
法的な強制力を持つのは、強制執行認諾約款付公正証書です。相手が公正証書の作成を渋っても、念書だけは取っておきましょう。
また、一つの方法として、慰謝料や財産分与はできる限り一括払いでもらえるとトラブルは少なくすむでしょう。
離婚後それぞれの生活が始まると、送金が滞ってしまうことはよくあります。分割回数が多くなればなるほどリスクは高くなります。
一括払いが無理な場合は、1回目の支払額を可能な限り多くして、2回目以降の負担を少なくするとよいでしょう。
1.慰謝料の平均額
2.慰謝料のトラブル
3.第三者への慰謝料の請求